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夏の道東でガイドしてもらう旅(1) 旅のあらまし

2010年の夏は北海道を旅した。ルートは帯広から入り、道東方面(霧多布、知床)を中心としたものだった。道東は去年、一昨年とゴールデンウィークに訪れているが、夏の北海道は2003年以来となる。2003年の時は道北を中心としたものだったので、道東を夏に巡るのはもっと久しぶりであった。

今回の旅行のテーマは二つあった。一つは知床を訪れることだった。2005年に世界遺産に登録されてからは初めての訪問になる。そして、もう一つのテーマとして、今回の旅行ではガイドに案内してもらうアクティビティを取り入れることにした。ガイドブックやWebの情報を元に自分で回るのも楽しいが、ガイドに案内してもらって、深く道東の自然を知りたいと思ったからだ。また、最近、地元でガイドのようなことをするようになったので、プロのガイドがどういう風に人と接するのかをあらためて見てみたいと思ったこともある。

今回の旅行で体験したアクティビティは以下の通りであった。
・鹿追で乗馬
・霧多布でカヌー
・知床で羅臼湖や原生林トレッキング
・知床でホエールウォッチング

いずれもガイドに案内してもらうものだった。何回かに分けて、この時の体験を書いていこうと思う。

北海道旅行2010のエゾジカ 北海道旅行2010のひまわり 北海道旅行2010の昆布漁 北海道旅行2010の毛ガニ 北海道旅行2010の海鮮丼




テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

ボルネオ島ジャングル紀行 (9) 一面のアブラヤシとチェーンソーの音

世界的に熱帯雨林が伐採されている話はよく耳にする。ボルネオ島でもその流れはあるようだ。今回の旅行で訪れたのは自然保護区として保護されている場所ではあるが、ちょっとそこから外れるとそこには人の暮らしがある。

サンダカンからビリットに向かう道における景色の多くが、道の両面に広く広がるアブラヤシのプランテーションだった。"PALM OIL"と書かれたタンクローリーと何度もすれ違った。ダナンバレーの周辺では保護区から出たとたんにチェーンソーの音が響き、材木をたっぷり積んだトレーラーが行き来している。

ボルネオ島のアブラヤシのプランテーション

ガイドの説明によると「産業と自然とはうまく共存すべきだし、今はできつつある」ということだ。でも、「実際に問題も起こっている」ということもあるようだ。

例えば、ゾウはアブラヤシの実が大好きなのでプランテーションに入って実を食べてしまうこともあるらしい。それから生態系が分断されてしまい、生物の移動範囲が狭くなり、食料の不足や、種内の多様性の問題 (交配のバラエティさが失われてしまう問題)があるようだ。

地元の自然保護活動者たちはいろいろ対策を講じている。プランテーションの周りには電流が流れるワイヤを張ってゾウの侵入を防ぐということがある。生態系の分断を解消するために、川の上部にロープを張ることによってそこをオランウータンが行き来できるようにしている様子も紹介された。

ボルネオ島の川の上に張られたロープ
川の上空に張られたロープ (渡っているのはオランウータンではない)

自然保護区で動物が密度濃く見られるのは、皮肉なことに生態系が狭められていることもあるかもしれない。つまり、野生動物が生きていける範囲が狭くなっているので、自然保護区のような場所にどんどん生物たちが集まってくるのだ。また、我々観光客が山奥深く入って行けるのは、森林開発のために作られた「林道」を利用できるからだったりする。自然保護区に入ってしまうと忘れてしまうが、そこに至るまでの移動をするたびに、産業と自然保護のバランスについていろいろ考えさせられる。

今回の旅行でも自然や動物たちとの出会いは驚きの連続だった。とてもありがたいことだった。ガイドをはじめとする自然保護区を維持している人々に感謝したい。

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

ボルネオ島ジャングル紀行 (8) ジャングルの中のリゾートロッジ

ダナンバレーでは「ボルネオ・レインフォレストロッジ」に宿泊した。

ここはジャングルの中のリゾートロッジという感じである。それなりの規模があり、レベルの高い設備とサービスを提供してくれる。部屋も清潔であるが、やはりジャングルなので、部屋にはヤモリがいるのは当たり前だし、初日にはヘビも出てちょっとした騒ぎになった。

ボルネオレインフォレストロッジのコテージ ボルネオレインフォレストロッジのメインビルディング

料理のレベルも高かったが、少し欧米風にアレンジされている部分もあり、微妙な感じもした。ゲストの出身地で最も多いのはイギリスで、それにアメリカ、オーストラリア、日本、ドイツというように続くということだった。実際にゴールデンウィークだったこともあり日本人もちらほら見たが、大多数は欧米系の人だったようだ。

ボルネオレインフォレストロッジのダイニングテーブル ボルネオレインフォレストロッジの食事

ダナンバレーのアクティビティはロッジ所属のガイドが付き添う形になる。我々はプライベートガイドを頼んだので、カワウソを見ることを念頭に置いてコースをアレンジしてもらったが、通常は何人かのグループに担当ガイドがついて、標準的なプランが提供されるようだ。夜はガイドによるナイトウォークとトラックの荷台に乗って行くナイトドライブがある。ナイトドライブは結局3回も参加することができた。その成果が、前述の通りボルネオゾウとの遭遇だった。

ガイド間の連携もよくされていて、各自がトランシーバーを携帯して連絡を取り合っている。ガイド以外にも研究者が森に滞在していることも多く、彼らとも連絡を取る。ガイドが自分が動物を見つけた場合はそれを他のガイドに伝える。逆にあまり遭遇できていない場合は、他のガイドからの情報を得て、動物の情報があったらそこのポイントに移動する。最初のガイドウォークの時にオランウータンに会えたのは、他のガイドからの情報のおかげだった。その後の日程では自分たちの方が早い時間に出発することも多かったので、逆にこちらから他のグループに情報を提供して彼らが我々のところに合流することが多かった。

我々を担当してくれたガイドは当然ながら動物が好きである。サルたちに遭遇すると、ガイド自身が多くの写真を撮っていた。それにしても、ガイドの動物を見つける目には感嘆する。木のはるか上方や、ずっと遠くの木の間にいる動物を敏感に見つけてくれる。「ほらあそこにテナガザルがいるよ」とか教えてくれるのだが、パッと見ではわからないことが多かった。

「キナバタンガンジャングルキャンプ」も「ボルネオ・レインフォレストロッジ」もそれぞれ特色があり、設備もアクティビティの仕方も異なるが、それぞれ非常に楽しめた。ロッジのホスピタリティやガイドの親切さや自然を愛する心もとても心地よかった。ちなみにいずれの部屋にもクーラーはなかったので蒸し暑いのは当然として受け入れる必要がある。ロッジまで行くのにそれなりに時間はかかるが、ロッジに入ってしまうと、思いのほか快適に過ごせた。

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

ボルネオ島ジャングル紀行 (7) ボートでアプローチするジャングルロッジ

野生動物ウォッチングにはガイドが必須である。ガイドに案内してもらって川にボートで行ったり、トレッキングコースに行ったりする。ガイドなしでも行ける場所もあるが、比較的安全な場所に限られ、動物に遭遇する可能性は低い。

宿泊は拠点にいくつかロッジがあるのでそこに泊まる。食事もそこで取る。典型的な1日のスケジュールは以下のようになる。

・早朝 (日の出~8時台) 早朝ツアー
・朝食
・午前中 (9:00-11:00) 午前中のツアー
・昼食
・休み (暑くて動物も休んでいて出てこないし、雨も降りやすいのでロッジで休む)
・夕方 (16:00-18:00) 夕方のツアー
・夕食
・夜 (19:00-21:00) ナイトツアー

今回の旅行では、ビリットでは「キナバタンガンジャングルキャンプ」、ダナンバレーでは「ボルネオ・レインフォレストロッジ」に宿泊した。

ビリットではガイドが送迎やツアーのガイドまでをしてくれた。キナバタンガンジャングルキャンプからは、ボートとボートを操りながら動物を探す現地の若者であるボートマンを出してくれた。ガイドが英語を話すのでコミュニケーションはガイドとすることになる。ガイドは車での移動も食事の時も一緒なので、いろいろ話を聞けた。ガイドの名前はジョンと言い、サバ州出身で今はサンダカンに住んでいる。サバ州全般のガイドをしているということだった。キナバタンガン側流域の自然保護の活動をしており、流域をラムサール条約指定地域に認定されるような活動にも参加しているらしい。日本の清里で開催された自然保護系の会議にも春にスピーカーとして出席したとのことだった。今後とも頑張ってほしいと思った。

キナバタンガンジャングルキャンプは車では直接行けず、船着き場からボートに乗り換えて15分くらい川を下ってアプローチする。

ビリットへボートでアプローチ キナバタンガンジャングルキャンプの建物

食事は朝はマレーシア風焼きそばかパンを選べたが毎回焼きそばにした。昼と夜はバイキングスタイルで、ご飯の上に肉料理、野菜料理をのせて食べる。インド風のものや中華風のものがあったがどれも口に合い、おいしかった。宿の規模もそれほど大きくなく、アットホームな雰囲気を楽しめた。

キナバタンガンジャングルキャンプの朝食(焼きそば) キナバタンガンジャングルキャンプのランチバフェ

ツアーは朝と夕方のボートトリップがメインである。簡単なトレッキングもあった。夕食後に真っ暗やみの中でサーチライトを使って動物を探すボートツアーもオプションで参加した。

次回はダナンバレーの宿やツアーについて書こうと思う。

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

ボルネオ島ジャングル紀行 (6) どしゃ降りでは裸足で歩け

ボルネオ島の気候帯は熱帯であり、植生は熱帯多雨林である。1日のどこかで必ずといってよいほどどしゃ降りの雨が降る。我々が滞在した時はほぼ毎日午後になる頃に降っていた気がする。雨の強さは台風並みだが、風がそれほどではないので、まさにシャワーのような感じで上から強い雨が降る。30分で止むこともあれば数時間降り続けることもある。

幸いなことに昼食時から夕方にかけて降ることが多かったため、ボートとリップの時や、森をトレッキングする時にどしゃ降りに会うことはなかった。宿のレストランか部屋から雨を眺めていた。

現地のスタッフがこの雨の中で移動している様子を見ていると、サンダル履きか、裸足で歩いていた。普通の靴はずぶ濡れになってしまうので、裸足の方が都合がよいようだ。実はコタキナバルに戻って動物園に寄った時が午後の比較的早い時間だったので、どしゃ降りの雨に会ってしまった。自分たちはレインウェアを着て歩いていたが、現地の若者たちが雨具を持っていないものが何人かいた。彼らは裸足になり靴は手に持った上で、ずぶ濡れで歩いていた。

写真は動物園にいたテナガザルが雨に打たれているところである。森の場合は木の陰で雨を避けているが、動物園では思いっきりシャワーを浴びているようになっていた。体育座りで身じろぎもしない様子が切なかった。

ボルネオ島で強い雨に打たれるテナガザル

どしゃ降りの雨にまつわるアクシデントとしては、最初にジャングルに入った日に早速遭っていた。コタキナバルからビリットに向かう道は途中までは快適な舗装道路なのだが、最後にボート発着地点までの10km程度がダートである。あろうことか、ダートに入ると同時にどしゃ降りの雨に遭ってしまった。フロントガラスを強烈に打つ音は最初は驚いたが、まあこんなものだなと思えるようになった。しかし、まだ油断はできなかったのだ。長めの上り坂に差し掛かったとき、前方に前に進めなくなっているマイクロバスが止まっているのが見えた。ぬかるみにはまって後輪が空回りしてしまっているようだ。どうも救援を待っているようで、我々の車を先に行かせてくれた。こちらの車は4WDであり、ガイドも「大丈夫」と言っていたので高をくくっていたが、やがて我々の車も前に進めなくなった。むなしく車輪が空回りする音が聞こえるばかりだ。結局、救援を呼ぶことになった。マイクロバスはなぜかその場所に装備されていたブルドーザーに牽引されて坂を登っていった。我々は「もっとよい」別の車が迎えに来てくれてそれに乗り換えた。ブルドーザーが整地してくれたこともあり、我々の車も無事にその「難所」を通過することができた。路面が比較的柔らかいようで、雨が一気に降るとこのような目に遭うようだ。

ボルネオ島でブルドーザーに牽引されるマイクロバス

熱帯で他に困ったことと言えば、洗濯物が乾かないことである。湿度が常時90%近くあるので、普通に部屋に干していたのでは全く乾かない。ドライ繊維の下着なら日が出ているタイミングを見計らって外に干せば半日くらい見ておけばなんとか乾くという感じだった。

熱帯のジャングルで過ごすのは、蒸し暑くて正直言って大変だ。でも、アクシデントとの遭遇も含めてとても魅力のある場所である。

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