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ボルネオ島ジャングル紀行 (9) 一面のアブラヤシとチェーンソーの音

世界的に熱帯雨林が伐採されている話はよく耳にする。ボルネオ島でもその流れはあるようだ。今回の旅行で訪れたのは自然保護区として保護されている場所ではあるが、ちょっとそこから外れるとそこには人の暮らしがある。

サンダカンからビリットに向かう道における景色の多くが、道の両面に広く広がるアブラヤシのプランテーションだった。"PALM OIL"と書かれたタンクローリーと何度もすれ違った。ダナンバレーの周辺では保護区から出たとたんにチェーンソーの音が響き、材木をたっぷり積んだトレーラーが行き来している。

ボルネオ島のアブラヤシのプランテーション

ガイドの説明によると「産業と自然とはうまく共存すべきだし、今はできつつある」ということだ。でも、「実際に問題も起こっている」ということもあるようだ。

例えば、ゾウはアブラヤシの実が大好きなのでプランテーションに入って実を食べてしまうこともあるらしい。それから生態系が分断されてしまい、生物の移動範囲が狭くなり、食料の不足や、種内の多様性の問題 (交配のバラエティさが失われてしまう問題)があるようだ。

地元の自然保護活動者たちはいろいろ対策を講じている。プランテーションの周りには電流が流れるワイヤを張ってゾウの侵入を防ぐということがある。生態系の分断を解消するために、川の上部にロープを張ることによってそこをオランウータンが行き来できるようにしている様子も紹介された。

ボルネオ島の川の上に張られたロープ
川の上空に張られたロープ (渡っているのはオランウータンではない)

自然保護区で動物が密度濃く見られるのは、皮肉なことに生態系が狭められていることもあるかもしれない。つまり、野生動物が生きていける範囲が狭くなっているので、自然保護区のような場所にどんどん生物たちが集まってくるのだ。また、我々観光客が山奥深く入って行けるのは、森林開発のために作られた「林道」を利用できるからだったりする。自然保護区に入ってしまうと忘れてしまうが、そこに至るまでの移動をするたびに、産業と自然保護のバランスについていろいろ考えさせられる。

今回の旅行でも自然や動物たちとの出会いは驚きの連続だった。とてもありがたいことだった。ガイドをはじめとする自然保護区を維持している人々に感謝したい。
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テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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