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ボルネオ島ジャングル紀行 (1) ライトに浮かび上がったゾウ

エンジンを停止したトラックの荷台で人々は息を潜めていた。カメラの電子部品から発せられるわずかな光も隠し、真っ暗やみの中、虫の鳴く声だけがやけに響いていた。そして、おもむろにトラックの後方をフラッシュライトが照らされた。視界に飛び込んできたのは、我々が期待していたものたちだったが、それが現実なものかどうかを判断するためにう一瞬の間が必要だった。「いた」思わず口に出た。我に返った人々は、道の真ん中にたたずむ2頭のゾウに向けて、カメラのシャッターを一斉に切った。

ダナンバレーのゾウ

2010年のゴールデンウィーク、マレーシアのボルネオ島のダナンバレー自然保護区、ナイトサファリでの出来事だ。

近くでゾウを見かけたという情報は聞いていたが、そう簡単には遭遇できるとは思っていなかった。実際、前日と前々日にもナイトサファリに参加したが、それほど多くの動物に会えておらず、今回もあまり期待していたわけではなかった。それだけに自分たちの幸運に感謝した。豊かな自然の中にいるんだという実感をかみしめることができた。

ボルネオ島のジャングルを訪れたのは、多様な野生動物に会いに行くためだった。ボルネオ島にはサンクチュアリと呼ばれる野生保護区がいくつかあるが、今回の旅行で訪れたのは、キナバタンガン川の流域のビリット村とダナンバレー自然保護区である。ダナンバレーでは、日が出ているうちはジャングルトレッキングで動物を探し、夜はトラックに乗ってガイドの案内のもとナイトサファリに行くことができる。

この日のナイトサファリでは、出発してすぐにヒヨケザルを見ることができた。これだけでもラッキーと思っていると、同乗の者が「ゾウがいた!止めてくれ!」とガイドに向けて短く叫んだ。ガイドたちは「OK! 立たないで!」と冷静に指示し、トラックをすぐに止めることなく、しばらく先に進んでからエンジンを止めた。続けて「静かにして。ライトを全部消して」と伝えた。その後の出来事が、冒頭の劇的なシーンだ。どうもこれがゾウと遭遇する時の流儀なのだろう。ライトが付けられた瞬間はまるでテレビのスイッチを入れた時のようだった。2頭のゾウが視界に浮かんだ光景は鮮烈であった。

この日のドライブはすばらしかった。ムササビ、スローロリス、ヤマネコと次々と遭遇した。折り返してきたら先ほどのゾウの群れに再び会うことができた。5-6頭の親子連れで、トラックが追いかける形になってしまい、ゾウ達には気の毒だった。やがてゾウは茂みの中に消えていった。

ダナンバレーのゾウ(追いかけバージョン)

ロッジの部屋に戻っても、しばらく余韻に浸っていた。

ボルネオ島はすごいところだ。
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テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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