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ベトナムひとり旅 (2) バイクの川とクラクションのせせらぎ

ベトナムにはバイクがたくさん走っている。特にホーチミンのような都会ではものすごい数だ。1車線に何台ものバイクが並行して走っている。下手すると反対車線を逆行している場合もある。交差点には信号機がない場合も多いので、「なんとなくうまい具合に」交差していく。そして、誰もが頻繁にクラクションを鳴らす。自分の存在を回りに知らせるという意味も含めて、相当な頻度だ。

だから、ベトナムの街の「音」はバイクのエンジン音と、クラクションの音である。

これらの音は一見のどかな公園に入っても消えることはないし、ホテルの部屋に入ってもうっすらと聞こえている。最初はうるさいと感じたが、不思議なものでそれらの音があるのが当たり前に思えてくる。意外と人間の適応能力は高いというのが感じられた。

ところどころにロータリーがあり、ここでもなんとなくうまく車とバイクが交差していく。良くぶつからないなと思う。

ホーチミンのバイク1 ホーチミンのバイク2 ホーチミンのバイク3

夜はさらに量が増える。空港から送迎してくれて現地の人の説明によると、家にはエアコンがないので、バイクでなんとはなしに走り回るのが涼しくていいのだとか。家族で出かけるものだから、二人乗りは当たり前、三人乗り、四人乗りという状態のものも走っていた。道はバイクの川となっていた。クラクションのせせらぎをまき散らしながら流れていく。

ホーチミンのバイク (夜の様子)

そして、歩行者はこの川を横断するテクニックを必要とする。メジャーな通りには歩行者用信号がついているが、多くの場面では信号なしの横断歩道や、そもそも横断歩道がない道路もたくさんある。バイクは歩行者を優先するわけではないので、待っているだけではいつまでたっても横断できない。

どうするかというと、バイクがやってくる方を軽く見ながら、ゆっくり止まらず一定の速度で歩けばよい。そうするとバイクの方で避けてくれる。躊躇して立ち止まったり、急に早足になると、バイクにとっては予想外の動きになるので、かえって危険なのだそうである。ただし、自動車、トラック、バスは向こうとしてもとっさに避けることができないから、こちらで相応のタイミングを計る必要がある。意外と慣れてしまえばうまく渡れるようになる。夜はバイクの数が多くて緊張感が高まるが、要領としては同じである。通りがうまく渡れるようになると、うまくベトナムのやり方に馴染んだなといううれしい気分になった。

バイクの乗り方や走り方のルールは相当にラフそうである。これでなんとなくうまく行ってしまうことがとてもすごいと思った。事故もそれなりに多いということだが、自分が滞在中にはそれらしいものは見なかった。日本もかつてはこんな感じだったのかもしれない。なんかルールがラフでもうまく行っている状況を見ると社会の勢いを感じてしまう。秩序だったルールができると、いろいろ無駄がなくなるのだろうが、面白みに欠けてくるのかもしれない。目一杯発展を続ける国と、成熟期を迎えている国の差を感じた。でも、そんな発展を続ける国にも順応できそうな自分がいたのもうれしかった (道が渡れただけだけど)。
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テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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