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アルゴンキン州立公園でカヌーを漕いだ日々 (2) カナディアンカヌーとポルテージ

アルゴンキン州立公園のカヌーキャンプツアーに参加した。我々のツアーでは、夫婦二人にガイドが一人付いてくれた。三人で一艘のカヌーを漕いでいく。ツアーは「インテリアツアー」と呼ばれるカヌーでないと行けないアルゴンキン州立公園の中でも奥地を巡っていくツアーである。湖や川の岸辺にキャンプ場が点在している。キャンプ場は宿泊はもちろんだが、ランチを取るのにも利用する。食事は当然ながら自炊で、宿泊ではテントを設営する。これらに必要なキャンプ用品と、少量の着替えや雨具を入れた荷物をカヌーに積んで、三人でタイミングを合わせて漕いで行く。カヌーはカナディアンカヌーと呼ばれるタイプのものである。3人乗れるものなので少し大きめのカヌーが我々には用意されていた。

カナディアンカヌー

8時半くらいに出発し、ランチをはさんで午後3時か4時くらいまで、いろんな景色やたまに現れる野生動物を眺めながら、ひたすら漕ぐ。主に上半身を使う運動になるので、それなりに腕が筋肉痛になったが、実は筋肉痛がすごかったのは下半身、特にふくらはぎであった。なぜかというと、カヌーを漕ぐ以上に体力を使う「ポルテージ」という移動があったからである。

カヌーツアーで川や湖を移動していくが、湖と湖の間や、川底が浅かったり岩が多かったり、堰やダムがありカヌーで移動できない場所がある。こうした場所では陸上の歩道を移動する必要がある。この時、カヌーやカヌーに積んである荷物を担いで行かなければならない。こうした移動をポルテージと呼ぶ。カヌーは写真のように頭上に担ぐ。

ポルテージでカヌーを担ぐガイドさん

慣れればバランスに気を付ければ運べる (実際、女性が運んでいるのも見かけた)が、初心者の我々にはとうてい無理なので、ガイドが運んでくれた。我々二人で分担してキャンプ用品や着替えの入った大きな荷物を担いだ。これが十数キロ以上あり、なかなかに重いのだ。距離は500メートルくらいのところが多かったが、最長では2320メートルとうのもあった。このくらい長いと一気に歩くことはできなくて、途中で休憩を挟んで歩いた。

この時の一歩一歩を懸命に踏ん張らないとならないし、最初に荷物を抱え上げる時、ガイドにしょわせてもらうものの、かなり踏ん張らないと持ち上げられない。自分で休憩をした場合は地面に置いた荷物をしょってから立ち上がるのに、気合いと力が必要であった。そして、ふくらはぎはバリバリの筋肉痛になった。これまでの人生でも1,2を争うくらいの強力なものだった。ポルテージは1日1回の日もあれば、4回の日もあった。だんだん、慣れてきたが、2320メートルを移動している時は、泣きそうになった。

ポルテージの移動距離を示すサイン (2300メートル!)


カヌーを漕ぎながら見た景色、キャンプ場での生活も印象深かったが、ポルテージの苦行は今思えば、このツアーの思い出をより強くしている。こういう苦労があるので、このようなツアーに挑戦する人の数は限られるため、奥に入っていくほど人の数が減っていき、雄大な景色を一人じめ (実際は3人だが)、聞こえるのはわずかな鳥の声と、パドルが水をかく音のみという贅沢な空間を味わうことができた。


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